北米産丸太、対日価格下げ止まり 米住宅着工が堅調

住宅のはりに使う北米産丸太の対日価格が下げ止まった。米国では低金利を追い風に住宅着工が堅調に推移している。9月積み以降の対日価格は上昇に転じるとの声が出始めた。

指標となる松材丸太(IS級、直径30センチ以上)の8月積み価格は、1000スクリブナー(約5.4立方メートル)当たり820ドル前後で7月と同水準だった。5月から7月までは3カ月連続で下がっていた。

米商務省によると、6月の住宅着工件数は約118万9000戸(季節調整済み、年率換算値)と、前月の改定値より4.8%増えた。木造住宅に使う木材の需要も伸びており、米国の木材メーカーは国内出荷を優先している。