2012.04.25 内装工事:現し天井Ⅰ
当該建物の天井の一部に、構造躯体を露出させた「現し工法」を採用しています。写真の部分は、横架材(梁、桁等)を勾配に渡した「登り梁」にしています。この部分には、構造上の面剛性が求められるため、厚さ30ミリの杉板を、登り梁に直接打ちつけて、剛性(強度)を確保しています。この杉板は、構造上の役割を分担すると共に、仕上げ材としても機能しています。
 構造用木部を現しにすることで、木造建築を実感させると共に、無垢木材が持つ調湿作用や情緒安定等の良質環境を提供する事が出来るものと考えています。