SSD熱処理炉詳細解説
SSD乾燥法は、技術と装置に特許を取得した「燻煙処理」による熱処理工程と、養生期の天然乾燥工程からなる複合型乾燥方法である。
燻煙熱処理装置(全景):特許第3449685号
熱処理器概要図
一般的に人工乾燥の熱媒体として利用される水蒸気に比べ、はるかに熱伝導率の高い( 約12 倍)「煙」を利用し、カーボン(煤)の遠赤外線効果と相乗等で、低い庫内温度(90℃)での熱処理を可能にした。又、補助バーナーと温度の電子制御、庫内気圧等の措置により、その処理に確実性を付加した装置である。

熱処理の温度及び時間のプログラムは、材の大きさによって異なるが、その成長応力を緩和するために、材芯温度85度で40時間の熱処理する事を基準に策定された物である。